東京周辺の薪ストーブ業者コラム

薪ストーブは日常的なお手入れが必要?自分でもできるメンテナンス法

薪ストーブはお手入れにかかるメンテ費用も、他のストーブに比べると安く済みます。業者にお願いするのもよいのですが、普段コツコツとお手入れをしておけば、自分でも簡単にメンテができます。

もし薪ストーブの寿命を長引かせたいなら、日常的にお手入れをして、いつでも安全に、そして綺麗に使えるようにしましょう。

1.薪ストーブのお手入れはシーズンオフに

薪ストーブはシーズンオフの時にも、部屋のインテリアなどに使えます。そのためシーズンオフの間もきれいに使えるように、お手入れが必要です。またシーズン前には、火事を防ぐためにも、本体と煙突は忘れずにお手入れしましょう。

交換や修理などのお手入れはもちろん、各部品の清掃もしっかりと行い、シーズン中も安心して使えるようにしましょう。薪ストーブの寿命を長くしたいなら、日常的なお手入れは必須です。

1-1.ストーブ表面のメンテ

薪ストーブは煤で表面が汚れますし、金属なので錆びることもあります。もし錆が出た場合は、ポリッシュや耐熱塗料などを使いメンテが必要です。耐熱ストーブポリッシュが便利なのでそちらを使い、ワイヤブラシで表面の汚れや錆を取り除きましょう。

1-2.ガスケットの取り換え

薪ストーブのガスケットは、内部の気密性を高めるためについており、暖房性能を上げるためにもお手入れは必須です。火力調整を上手に行うためにも、ガスケットとドアなどの隙間を無くすことも大切です。ガスケットはドア部分にゴミがたまりやすいため、こちらも忘れずにお手入れしましょう。

1-3.ドアガラスの清掃

ドアガラスを放置すると、煤やタールなどで汚れが目立ってしまいます。炎のゆらぎを見て楽しむのも薪ストーブの醍醐味ですから、ガラスの透明度も大切です。とくに白っぽい霞みは、放っておくと後で落ちにくくなります。ガラスクリーナーを使えばたいていの汚れは落ちますので、お手入れをしてガラスをきれいな状態に保ちましょう。

1-4.灰の清掃

薪ストーブを使わない時期(オフシーズン)には、内部に残った灰を取り除かないといけません。木灰はアルカリ性なので鉄の酸化を防いでくれますが、一方で湿気を呼びやすいものです。薪ストーブの種類にもよりますが、灰自体はシーズンが始まる前まで残しておいても大丈夫です。シーズンが始まったら、灰をほぐすか、もしくは捨てるなどしてお手入れしましょう。

1-5.消耗部品を点検

薪ストーブの種類によっては、コンバスターなどの消耗品の交換が必要です。交換方法はそれぞれストーブによって違うので、使用説明書を読みながらお手入れしてください。説明書には消耗品の耐用年数なども書いてありますが、あくまでも目安です。ガスケットやコンバスターなどの消耗品はしっかりと点検しましょう。

1-6.料理後のお手入れは意外と楽

薪ストーブは、料理ができるのも魅力ですが、お手入れが大変そうと感じる方も多くいらっしゃいます。ただ薪ストーブで料理をした後のお手入れは、意外と簡単です。たとえば噴きこぼれや油ハネなどは、すぐに濡れ布巾で拭き取れば汚れが付かないで済みます。頑固な汚れも、ストーブポリッシュを使えばすぐに取れますので、料理後のメンテもしっかりと行ってください。

2.薪ストーブのお手入れを自分でするには?

薪ストーブのお手入れは、煙突掃除は業者にお願いする方法もありますが、自分でできるならそのほうが安く済みます。日常的にお手入れをしておけば、薪ストーブの寿命も延びます。オフシーズンの間もインテリアの1つとして楽しみたいなら、自分でできる部分は自分でやっておきましょう。

2-1.定期的なメンテで寿命を延ばす

薪ストーブは暖房費の節約になり、電気を必要としない、いってみればアナログのストーブです。定期的にお手入れをしておけば快適に使えるだけなく、ストーブ自体の寿命を延ばせます。メンテというと難しく聞こえますが、実際にするのは掃除がメインです。ぜひ定期的なメンテで、ストーブの寿命を延ばしましょう。

3.煙突を掃除する時に気をつけたいこと

薪ストーブのお手入れで、一番大変なのが煙突の掃除です。なにしろ屋根に登る必要があるので、安全のためにも、必ず命綱をつけて作業しましょう。ブラシも必要になりますので、屋根に登ってから慌てないように、道具を揃えてから掃除するようにしましょう。

3-1.屋根出し煙突を清掃

屋根出し煙突とは、屋根を貫通して煙突が立ち上がっているタイプを指します。清掃する際は、まず煙突のトップを取り外して、ブラシで内部を清掃しないといけません。この時、室内側にある煙突が外せない時には、ストーブの扉を必ず閉じてください。ブラシの先にビニール袋を取り付けると、煤を袋の中に落とせるので楽です。

3-2.壁出し煙突を清掃

壁出し煙突とは、壁を貫通して煙突が立ち上がっているタイプを指します。外側の曲がり口に清掃用の蓋がついているので、まずこちらを外してブラシを使いましょう。室内に煤が落ちないように、屋外で煤を取り除きます。

4.煙突のお手入れのタイミングは?

薪ストーブは日常的なお手入れも必要ですが、シーズンオフにするのが一般的です。オフシーズンにお手入れをする理由は、ストーブを使っていない時期なので、すぐに対処する必要がないからです。

ストーブを使いながらだと、お手入れの間ストーブを使えません。その点シーズンオフなら、ストーブを使う必要がないので、その分時間に余裕が生まれます。しかしまれに、鳥が煙突の中に巣を作ってしまったなどの問題が起こることもあり得ます。シーズンオフにするのが一般的ではありますが、急ぎの問題が出た時は、柔軟に対応してください。

4-1.煙突掃除であると便利な道具

煙突掃除をするなら、専用ブラシやロッド以外にも便利な道具がたくさんあります。あると便利な道具として、「ゴーグル」「防塵マスク」「新聞紙」「ストーブポリッシュ」「ガスケット」なども用意しておくと安心です。とくにゴーグルや防塵マスクは、健康被害を防げます。これから先も自分でお手入れをする可能性もあるなら、道具は揃えておくのがおすすめです。

5.まとめ

薪ストーブのお手入れ方法の疑問が、少しでも解消されたでしょうか。薪ストーブは日常的なお手入れは、必ずしも必要ありません。しかしストーブの寿命を延ばすためには、やはりお手入れは定期的に行うのがおすすめです。またお手入れを自分で行う時には、周囲の安全確認や必要なものは用意して、転落事故や煤を吸い込んでしまうなどのことが起きないようにしてください。

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