東京周辺の薪ストーブ業者コラム

薪ストーブのメリットとデメリットが知りたい!ペレットとの違いも解説

薪ストーブは、エコにもなると人気の暖房器具です。メリットがたくさんある薪ストーブですが、デメリットもしっかりと押さえておけば、費用面でも環境面でも恩恵を受けられるでしょう。

炎のゆらぎなど精神面にも良い影響を与えてくれる薪ストーブで、部屋を暖める以外にも魅力を発見してみましょう。

1.薪ストーブを使うメリットはたくさんある!

和室にも洋室にもすっとなじむ薪ストーブは、最近のエコブームと重なって大変人気が出ています。暖炉付きの家に憧れる人も多いでしょう。

ただ実際に使ってみないと、どんなメリットやデメリットがあるかはわかりません。以下、薪ストーブの魅力やメリットを見ていきましょう。

1-1.メリット①料理に使える

薪ストーブは火を使うので、料理にも使えます。たとえば、長時間煮込む必要がある豚の角煮などは、光熱費も高くなりがちです。その点薪ストーブなら、暖を取りながら加熱調理ができるので余計な光熱費もかかりません。焼き物や炒め物には向きませんが、煮物料理には非常に便利です。

1-2.メリット②暖房費が節約できる

ストーブの温め方は「遠赤外線の輻射熱方式」と「対流方式」に大別されます。薪ストーブは輻射熱方式で、遠赤外線効果を発揮し、人の体内も温めてくれます。また、広範囲を暖めることも可能で、扉を開けておけば、個別に部屋の暖房を使う必要がありません。電気やガスもいらないので、暖房費の節約にも便利です。

1-3.メリット③エコになる

ガスや石油は大変便利ですが、燃焼の際に二酸化炭素を出してしまいます。二酸化炭素は地球温暖化を進めてしまうので、環境には優しくありません。その点薪ストーブなら、そもそも木が吸収した二酸化炭素を出すだけなので、二酸化炭素の量が増えることもなくエコにも貢献しています。

1-4.メリット④インテリアとして使える

薪ストーブは、どことなくレトロな雰囲気があり、洋室でも和室でもちょっとおしゃれな感じを与えます。石油ストーブやガスのストーブに比べるとデザイン性もあり、インテリアの一部として使えるのも魅力です。薪ストーブの種類はいろいろあるので、部屋に合わせて選ぶのも素敵ですね。

1-5.メリット⑤洗濯乾燥に使える

洗濯の際、とくに冬は家の中にしか干せないため、除湿器を作動させたり乾燥機を使ったりしないと、なかなか洗濯物が乾きません。乾くのに時間がかかると、生乾きの匂いがついてしまうとお嘆きの方も多いでしょう。薪ストーブがあれば、室内を暖かくすると同時に洗濯物も乾き、ここでも光熱費の節約になります。

1-6.メリット⑥火力が強い

薪ストーブは、火力が強いことでも知られます。たとえば、27畳まで対応の薪ストーブであれば、24畳ほどの部屋をまんべんなく暖められます。とくに冬の北海道などは、ストーブをつけてもなかなか暖まらないのが悩みの種です。そのような時に薪ストーブがあれば、室内を20度以上にするのも簡単です。

1-7.メリット⑦ゆらぎで癒される

薪ストーブは炎のゆらぎがあることで、心を癒してくれます。「1/fのゆらぎ」と呼ばれることもありますが、炎のゆらぎにはリラックス効果があります。焚火にも同じゆらぎはありますが、家の中ではできません。気軽に炎のゆらぎを見たいなら、薪ストーブがおすすめです。

2.薪ストーブにはデメリットも

薪ストーブの魅力やメリットはたくさんありますが、デメリットも当然あります。とくに、薪の調達や初期費用などは欠点です。これから薪ストーブに移行しようと思っている方は、デメリットもチェックしておきましょう。

2-1.デメリット①薪が調達しづらい

薪ストーブは燃料に薪を必要とするので、まず薪を調達するのが大変ですし、燃やす時には薪を割る作業もいります。購入先が安定していればよいですが、必ずしも毎回手に入るとは限りません。割る手間や購入費用を考えると、暖房費と相殺されてしまいます。

2-2.デメリット②メンテナンスが大変

最近の石油ストーブは煙突がないタイプも多いですが、薪ストーブには煙突が必須です。そうなると掃除などのメンテナンスが必要になり、手間がかかる点も欠点です。自分でできるならよいですが、業者を呼ぶと余計な費用もかかります。

2-3.デメリット③初期費用がかかる

薪ストーブはストーブ本体はもちろん、煙突の取り付けやストーブの取り付けなどさまざまな初期費用がかかります。その後の暖房費の節約にはなるかもしれませんが、導入までにかかる費用は高くなります。また薪を使うことでランニングコストもかかるので、初期費用は高いといえるでしょう。

2-4.デメリット④場所の確保が必要

薪ストーブに使う薪は、専用の場所に保管することになるので、倉庫や納屋などの場所の確保も必要です。保管場所も薪を乾かすために、湿気にも気をつけないといけません。薪は乾くまでに半年から1年はかかるといわれているので、その間の保管場所を作らないといけないのも欠点といえるでしょう。

3.ペレットストーブとの違い

薪ストーブと人気を二分するストーブといえば、ペレットストーブがあります。ペレットストーブは、薪ではなく、木質ペレットを利用します。木質ペレットは、おがくずや木くずなどの再生燃料を利用するため、費用を抑えられる点が魅力のひとつです。

排気塔のメンテナンスは必要ですが、薪ストーブのように本格的な掃除も必要ありません。ただ電源が必要なタイプもあり、停電時に使えないのはデメリットといえるでしょう。また数年に一度くらいの頻度でモーターの交換があるなど、余計な費用がかかるのも欠点です。

4.薪はエコにも貢献

薪ストーブは、新たに二酸化炭素を生み出さない木を燃料にするため、エコにも貢献できます。少しのエネルギーで、部屋全体を暖めるほどのエネルギーを取り出せるのもメリットです。再生もできる木を使ったストーブが増えれば温暖化対策にもなり、また限りある化石燃料の保存にも役立ってくれるでしょう。

5.まとめ

薪ストーブを使う際のメリットやデメリットなど、少しでも伝われば幸いです。薪ストーブは地球の環境にも優しい暖房器具です。メリットも多く、エコにもなるなら、ぜひ使いたいストーブだといえるでしょう。

もしこれから薪ストーブの導入を考えている方は、メリットだけでなくデメリットも確認して、費用とエコの両立をさせてみてはいかがでしょうか。

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